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男性のプレコンセプションケアでは何を調べる?――検査内容・費用・ブライダルチェックとの違いを泌尿器科専門医が解説

男性のプレコンセプションケアとは?
福井の泌尿器科専門医が解説する完全ガイド

男性のプレコンセプションケアでは何を調べる?――検査内容・費用・ブライダルチェックとの違いを泌尿器科専門医が解説

【この記事の結論】

・男性のプレコンセプションケアで調べるのは、主に4つ――精液検査/診察・超音波検査/採血(ホルモン・感染症)/問診です。

・費用は「目的」で決まります。不妊の診断・治療として医師が必要と判断した検査は保険診療、症状のない方の健康チェック(ブライダルチェック)は自費が基本です。

・ブライダルチェックとの違いは「検査内容」ではなく「目的」と「保険の扱い」。同じ精液検査でも、目的により保険/自費が変わります。

・福井県内在住の18〜39歳の方は、精液検査を含む健診を無料で受けられる「ふくいプレ妊活健診」を利用できる場合があります(大山クリニックは実施医療機関です)。

この記事でわかること

  • 男性のプレコンセプションケアで具体的に調べる4つの検査の中身
  • 各検査に痛みはあるのか、どんなことがわかるのか
  • 費用が「保険」になるか「自費」になるかの分かれ目
  • ブライダルチェックと不妊検査の違い(内容ではなく目的の差)

はじめに――「何を調べるのか」がわかれば、不安は小さくなる

「妊活のために自分も検査を受けたほうがいいらしい。でも、何をされるのか想像がつかなくて怖い」。男性のプレコンセプションケアを考え始めた方から、こうした声をよく伺います。検査への不安の多くは、「何をするのかわからない」という情報不足から生まれます。逆に言えば、調べる内容が具体的にわかれば、不安の大部分は解消できます。

この記事では、男性のプレコンセプションケアで実際に何を調べるのか、痛みはあるのか、費用はいくらかかり保険は使えるのか、そして「ブライダルチェック」とは何が違うのかを、順を追って解説します。読み終える頃には、受診のイメージがはっきりしているはずです。

1.男性のプレコンセプションケアで調べる「4つの検査」

男性のプレコンセプションケアで行う検査は、大きく4つです。すべてを一度に受ける必要はなく、お一人おひとりの状況に応じて組み合わせます。

 

検査 何を調べるか 身体の負担
精液検査 精液量・精子濃度・運動率・正常形態率など なし
診察・超音波検査 精巣・陰嚢の状態、精索静脈瘤の有無 ほぼなし
採血 男性ホルモン、性感染症(クラミジア・梅毒など)、必要に応じ風疹抗体 通常の採血と同じ
問診
既往歴(おたふくかぜ・手術歴)、生活習慣 なし

4つの検査、どれも体の負担はほとんどなし

① 精液検査――最も基本となる、痛みのない検査

プレコンセプションケアの中心となる検査です。採取した精液を顕微鏡などで分析し、精液量・精子濃度・運動率(動いている精子の割合)・正常形態率(正常な形の精子の割合)などを調べます。これらは自覚症状ではまったくわからないため、検査で初めて「今の状態」が数値でわかります。痛みは一切ありません。なお、精液の状態は体調やストレスで日々変動するため、1回の結果で判断せず、必要に応じて複数回で評価します。

精液検査でわかる4つの数値

② 診察・超音波検査――治療できる原因を見つける

医師が陰嚢や精巣の状態を診察し、超音波(エコー)検査で精索静脈瘤の有無などを確認します。精索静脈瘤は男性不妊の代表的かつ治療可能な原因で、超音波で見つけられます。お腹や陰嚢に器械を当てるだけの検査で、痛みはほとんどありません。

超音波(エコー)で、治療できる原因を見つける

③ 採血――ホルモンと感染症をチェック

血液検査で、精子形成に関わる男性ホルモン(テストステロンなど)の値や、精路に影響しうる性感染症(クラミジア・梅毒など。自覚症状がないまま進行することがあります)を調べます。妊活の観点では、パートナーと生まれてくる赤ちゃんを守るために風疹抗体を確認することもあります。通常の血液検査と同じで、特別な負担はありません。

採血でチェックする3つのこと

④ 問診――既往歴と生活習慣を整理する

思春期以降のおたふくかぜ(精巣炎を合併することがあります)、鼠径ヘルニアや停留精巣の手術歴、喫煙・飲酒・睡眠などの生活習慣を伺います。これらは精子の状態に関わる大切な手がかりです。デリケートな内容は診察室で医師と一対一でお話しいただけます。

問診で伺うこと。診察室で医師と一対一

2.費用はいくら?保険は使える?――分かれ目は「目的」

費用は、多くの方が最も気にされる点です。結論から言うと、男性のプレコンセプションケアの費用は「何を目的に受けるか」で決まります。

受け方 目的 費用の扱い
ブライダルチェック 症状はないが、結婚前・妊娠前に健康状態を知っておきたい 自費診療
不妊の検査・治療 妊活がうまくいかず、原因を調べて治療したい(医師が必要と判断) 保険診療の対象になり得る
ふくいプレ妊活健診 将来に備え、県の事業で無料チェックを受けたい(18〜39歳・県内在住) 無料(3万円相当)

費用は「目的」で決まる

保険診療になるケース

妊活を続けてもなかなか授からない、あるいは何らかの症状があり、医師が「不妊の診断・治療のために必要」と判断した検査は、保険診療の対象になり得ます。この場合、原則として費用の3割が自己負担です。加えて2022年4月からは、人工授精・体外受精・顕微授精といった不妊治療そのものにも公的医療保険が適用されるようになり、男性不妊の検査・治療も以前より経済的に受けやすくなりました。

自費診療になるケース

特に症状はないけれど、結婚や妊娠に備えて自主的に健康状態を確認しておきたい――こうした「ブライダルチェック」目的の検査は、自費診療が基本です。金額は医療機関や検査項目によって異なります。当院では検査を始める前に費用をご説明し、ご納得いただいてから進めますので、後から想定外の請求が発生することはありません。具体的な料金は受付・お電話でお気軽にお尋ねください。

3.ブライダルチェック(男性)とは何が違うのか

ここまで読んで、「では、ブライダルチェックと不妊検査は別物なのか?」と疑問に思われたかもしれません。答えは、検査の中身はほぼ同じで、違うのは「目的」と「保険の扱い」です。

たとえば同じ精液検査でも、「これから妊娠に備えて自分の状態を知っておきたい」という前向きな健康チェックとして受ければブライダルチェック(自費)、「妊活がうまくいかず原因を調べたい」という不妊の診断として受ければ保険診療の対象になり得ます。器械も採取方法も同じですが、受ける目的が費用区分を決めるのです。

検査の中身は同じ。違うのは「目的」と「保険」

この違いを知っておくと、受診時に「自分はどちらに当てはまるのか」を医師と整理しやすくなります。迷われても大丈夫です。問診でお話を伺い、最も適した受け方をご提案します。「まだ妊活はしていないが、将来に備えて調べたい」という段階でも、まったく問題ありません。むしろ、そうした早めの一歩こそがプレコンセプションケアの本来の姿です。

4.福井県在住なら――「ふくいプレ妊活健診」で無料に

費用が気になる方に、ぜひ知っていただきたい制度があります。福井県が実施する「ふくいプレ妊活健診」です。

これは、将来の妊娠に備えて現在の健康状態を無料でチェックできる県の事業で、3万円相当の検査を無料で受けられます。対象は福井県内に住所がある18〜39歳の方で、夫婦・カップルに限らず、男性のみでも利用できます(申請日時点でお子さんがいない方に限り、お一人1回限り。前年度に受診済みの方は対象外です)。男性の場合、精液検査を含む健診を受けられます。

受診までの流れは、①県の専用サイトでプレコンセプションケアの動画(10分程度)を視聴、②受診システムに登録してクーポン(受診券)を印刷、③指定医療機関を予約してクーポンを提出、④結果を確認、という4ステップです。定員には限りがあり先着順のため、ご検討中の方は早めの申請がおすすめです。

ふくいプレ妊活検診、3万円相当が無料(県内在住18~39歳)

大山クリニックは、この健診の男性を対象とした実施医療機関として、福井県の一覧に掲載されています。ご予約はお電話でお願いします(この健診のクーポンはWEB予約ではご利用いただけません)。動画視聴やクーポン取得の手順がわかりにくい場合も、当院にお電話いただければご案内します。最新の対象要件・定員・受付状況は、福井県こども未来課の公式ページでご確認ください。

5.受診当日のイメージ

受診当日のイメージ

  • ご予約:お電話またはWEBから。「妊活の相談」または「ふくいプレ妊活健診」とお伝えください(健診クーポン利用時はお電話でお願いします)。
  • 問診・診察:状況や既往歴を伺い、診察を行います。
  • 検査:精液検査を中心に、必要に応じて超音波・採血を行います。痛みを伴う検査はありません。
  • 結果説明:後日、数値の意味と「次にすべきこと」をセットでご説明します。ご夫婦での同席も歓迎です。

まとめ――「調べる中身」がわかれば、あとは一歩踏み出すだけ

「調べる中身」がわかれば、あとは一歩

男性のプレコンセプションケアで調べるのは、精液検査を中心とした4つの検査で、いずれも身体への負担はほとんどありません。費用は目的によって保険・自費に分かれ、ブライダルチェックとの違いも「内容」ではなく「目的」の差です。そして福井県在住の18〜39歳の方なら、ふくいプレ妊活健診で無料で受けられる道もあります。

何を調べるのかがわかれば、受診のハードルはぐっと下がります。大山クリニックおよび福井はるえ内科泌尿器科クリニックでは、日本泌尿器科学会専門医・指導医が、検査から結果説明、必要時の専門医療機関へのご紹介まで一貫してサポートします。両院とも駐車場完備・紹介状不要です。「まず費用や内容を聞いてみたい」という段階でも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。

▶ 全体像:男性のプレコンセプションケアとは?完全ガイド

▶ 受診先:福井で男性のプレコンセプションケアを受けられるクリニックは?

監修:医療法人まる 大山クリニック 院長 大山伸幸(日本泌尿器科学会専門医/医学博士)

ご予約・お問い合わせ:大山クリニック/ふくいはるえ内科泌尿器科クリニック

※本記事は一般的な医学情報および制度のご案内を目的としたものです。保険適用の可否は診察のうえで判断します。ふくいプレ妊活健診の対象要件・定員・受付状況は変更される場合があるため、最新情報は福井県の公式ページでご確認ください。

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