糖尿病は早期発見と継続的な管理が大切です
- 健康診断で血糖値が高いと言われた
- 最近、喉が渇きやすく尿の回数が増えた
- 体重が減ってきた
こうした症状がある場合、糖尿病が関係している可能性があります。
初期の糖尿病は自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。当院では、糖尿病の早期診断と適切な治療に力を入れています。
生活習慣病の代表である糖尿病
糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。インスリンというホルモンの分泌や作用がうまくいかないことで、血糖値がコントロールできなくなります。
高血糖の状態が続くと、血管や神経に障害を起こし、網膜症、腎症、神経障害といった合併症のリスクが高まります。また、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる疾患の原因にもなります。糖尿病は「沈黙の病気」とも言われ、知らないうちに進行するため、定期的な検査と早めの対策が大切です。
当院での糖尿病治療について
当院では、インスリン注射が必要とならない2型糖尿病の患者さんを中心に診療を行っております。
まずは血液検査(HbA1c、空腹時血糖など)で状態を把握し、生活習慣や既往歴をふまえて、個別に治療方針を立てていきます。治療の基本は薬物療法で、以下のような薬剤を症状や併存疾患に応じて組み合わせて処方しています。
- ビグアナイド系薬(メトホルミン):肝臓での糖新生を抑制し、インスリン抵抗性を改善します。
- DPP-4阻害薬(シタグリプチンなど):インスリン分泌を促進し、食後高血糖を抑える作用があります。
- SGLT2阻害薬(ダパグリフロジンなど):尿中に糖を排出させることで、血糖を下げると同時に体重や血圧の改善にも寄与します。
- SU薬・速効型インスリン分泌促進薬(グリメピリドなど):膵臓からのインスリン分泌を刺激する薬で、食事とタイミングを合わせて使用します。
- α-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボースなど):糖の吸収を遅らせることで、食後血糖の上昇を抑えます。
服薬だけに頼るのではなく、可能な範囲で食事や運動の見直しもサポートします。食生活のアドバイスはもちろん、体調や生活背景に応じて「続けられる」対策を一緒に考えていきます。
合併症の早期発見と他科との連携
糖尿病は合併症の予防が非常に重要です。当院では、定期的な血液検査、尿検査に加え、必要に応じて眼科・腎臓内科などの専門医療機関への紹介も行っています。
また、動脈硬化の進行を防ぐために、血圧や脂質の管理も並行して行います。高血圧や脂質異常症をお持ちの方は、一緒に治療していくことが大切です。
医師よりひとこと
糖尿病は、放置すれば命に関わる深刻な病気へと進行する可能性もありますが、早期に発見し、適切な治療を継続すれば、十分にコントロール可能です。
大山クリニックでは、わかりやすい説明と丁寧な診療で、患者さん一人ひとりの健康管理をサポートしています。「糖尿病かも?」と不安に感じたときは、遠慮なくご相談ください。
監修・文責:大山クリニック 院長 大山伸幸


